りむパパのパパむり！

桜並木で有名な静内の二十間道路に例のごとく自転車で行ってきた。

朝、目が覚めると少しだけ明るかった。時計を見ると５時１５分、携帯のアラームが鳴る前に目が覚めたようだ。しかし窓から差し込んで来る光りの弱さは予報通り曇りか。何も晴天だけがいい天気とは限らないと自分に言い聞かせ、慌ただしく食パンにジャムを塗りたくって口の中に押し込み、それを牛乳で流し込んだ。
６時ジャスト、自宅を出発。走り出してすぐにいつもよりは寒いのに気付いたが、まあ走れば暖まるさ、とタカをくくっていた。しかし向かい風が強く、体感温度は０度とて言ってもおかしくなかった。たまらず念のために持って来たカッバを蒸れるのを覚悟で着た。
沼ノ端の交差点を日高方面に右折、国道２３５号走り、しばらくするとどうもお腹の調子が悪い、寒さで冷えたか？でもトイレはこの先１５キロはないだろう。仕方ない、自転車を道端に置いて薮の中に入って行った。ここで問題発生、今回新調したサイクリングパンツ、肩ヒモが付いたタイプ（レスリングのユニフォームを想像して下さい）したがって上に着ているものを全部脱がないとズボンが脱げないのだ！しょうがないので上半身ハダカ、いやお尻を出してるのでほぼ全裸だ。この寒さの中、勇払原野のど真ん中でトリハダを起てて全裸でしゃがみ込む、怪しいオヤジがそこに居た。


ししゃもの旗で風の強さがわかる。国道横のお店ではししゃも、カレイ、タコなどか売られていた。美味そう。
ここまで約４０キロ、まだ半分も来てない。


《サラブレッド銀座》
ここまで来れば後はもう一山越えるだけだ。ここを曲がらずに国道をまっすぐ行くと、ニイカップ道の駅、レコード館や温泉、レコードの湯がある、でも今回は時間が無いのでパスすることに…残念だけど。






１１時、なんとか桜並木に到着した。例年だととっくに散り始めているだろうこの桜達、寒さのせいで今だ満開状態を保っている。何度見ても素晴らしい。
桜祭は終わって後片付けの最中だったが、見物客は想ったよりは多く、記念写真を撮って、後は車で走りながらゆっくり見物する人がほとんどだ。外でお弁当を広げる家族は数組だけだった。

私はと言うと、カッパ走行の結果、カッバはサウナスーツと化し、外に放出されなかった汗が貯まりそれがズボンまで浸みて、オシッコを漏らしたみたいだ。
さすがにズボンの変えまでは持ってなかったので上のウェアだけ着替え、並木を端から端まで見てまわり２時間近く桜を堪能した。いつまでも残したい北海道遺産だ。

さあ、まだまだ終わったわけじゃない、あと半分、１００キロ走らなければ帰れない。しかも明るいうちに帰らなければ…今日はライトを持って来なかったから。

午後１時に静内を後にした。帰り道は追い風になっていいペースで走れた。実は今日のテーマは桜のほかにもうひとつあった、それは門別町にある『いずみ食堂』で手打ちそばを食べることだ。前々から知っていたが実家に近い事もあって、いつでも行けるという思いがあって、行ってなかったのだ

鴨天そば１１００円 尋常じゃない太さに切った手打ち蕎麦は歯ごたえ、食感がモチモチして、好みは分かれるだろが、私は気に入った。出し汁はしっかりした味付けで、自転車で疲れた体にはこの味はこたえられない。汁までほとんど飲んだ。

いずみ食堂を気分良く出発して、腹も満たされたし、あと６０キロ、と思った瞬間、下り坂で強くバウンドした弾みでリアタイヤがパンク。いくら安物とは言え新品に付け替えたばかりなのに…悔やんでいても始まらないのでタイヤ交換。
持っていたスペアタイヤは以前に付けていたグリーンのものでまたまた前後違うタイヤを付けた自転車の出来上がりだ。

ここでのロスタイムは１０分ほどだ、後はパンクに気をつけて暗くなる前に帰ろうとひたすらクランクを回した。家に到着したのは１８時３０分。すぐにお風呂に飛び込んだ。３０分前に携帯で娘に頼んで置いたのだ。湯舟に浸かりながら今日有ったことを振り返った、しかし私が自転車で長距離を走ると何故かいろんな事件が起こる。今回はパンク、それと野○○事件とでも名付けようか（笑）でも、自転車ツーリングはいろんな事があるから面白いし、また行こうという気持ちになる。そして湯舟から上がって、念入りにお尻を洗ったのは言うまでもない。

走行距離２０５・９ｋｍ
走行時間９時間２５分
平均時速２１・８km
最高時速６４km

去年の二十間道路の桜エントリーは こちら
　　

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