二転三転

rimupapa

2009年10月13日 22:42


最終的には樽前山登山。
1週間前からりむママに今度の休みにどこか連れて行けと言われていた。
こんなことはオリンピック?いやいやハレー彗星ぐらいの周期でしかやってこない。

で、どこか紅葉でも見に行こうかな?と思っていたら…
急に用が出来てキャンセル…

そうこうしているとツネさんからメールが来て、急に仕事が休みになったとのこと。
ツネさんとは去年の秋、羊蹄山に登って以来だし、自転車を買ったのを聞いていたので
林道走行で樽前山を目指そうか!と決定。
しかし、今朝、集合した直後にツネさんの会社から電話で、自宅待機せざるを得ない状況に…

仕方なく、中止にして、帰宅すると、りむママの用事が終わって、自宅に居た。

あらら。 

私 「それでは登りますか?」 

嫁 「何分で登れるの?」

私 「普通は50分」

嫁 「負けたくないなぁ」

私 「いやいや、別に勝負じゃないし…」(おまえに負けるわけねーだろ!)

嫁 「荷物、全部持ってくれるならいくかな?」

私 「別にいいけど…」(連れてけって言ったのはそっちだし、そこまでして頼んでないし…)

嫁 「私、苫小牧に50年近く住んでて、樽前山に登ったことないんだけど、行ってもいいよ」

私 「そうなの?じゃ登れば。」(だからぁ、何様なんだって)



50分後、登山口に到着。

雨、雨、雨、一時土砂降りの雨。

しかし、雲の流れは早いし、「これは通り雨だろう」と、車の中で20分ほど待機。
その間、びしょ濡れになった人たちが5組ほど下山してきた。1組を除いて雨具も
着ていない軽装だ。確かに午前中は雨なんか降りそうにもないような天気だった。
しかし、山を甘く見ないほうがいいですね。



そうこうしているうちに雨は小降りに…
レインウエアの上だけ着てとりあえず展望広場まで登ってみた。
この時、まだ降っていたが、風不死岳の向こうは雲が切れている。

「うん、これは間違いなく晴れる!頂上まで行こう!」

歩き出した嫁に話しかけても、だんだん答えが返ってこなくなってきた。
呼吸が苦しそうだ。

私「大丈夫?」(タバコ吸ってるからだよ!)

嫁「はぁ、はぁ、あと何分?」

私「まだ、15分しか登ってないよ」(もう負けてるジャン)


晴れた!
木の階段部分が終わったところ。座り込んで休憩するりむママ。


再び歩き出してふと嫁の足元を見ると、靴が大変なことになっている!

あ、歩くたびにペタン、ペタンとサンダルでも履いているような音が…

家を出るときに、私がいつも履いている靴のほうがいいよ、と言ったのに、汚れるのがイヤダ
と10数年前のナイキのトレッキングシューズを引っ張り出して履いてきたのだ。

教訓。下駄箱の中の古い靴は捨てましょう(笑)


稜線に出て

ここを登れば頂上だよ。


ソールの剥がれた靴で登ってご満悦のりむママ。


風が強いから後ろに倒れないって? おどける余裕はあるみたいだ(笑)

←パノラマです。
山頂看板の先にあるケルンを風除けにしておにぎりと温かいコーヒーを飲んで下山。


今日は予定が二転三転したが、最後は予定通り、りむママに山の上から紅葉を見せることが出来た。

家の近くまで来て振り返った嫁が樽前山を見て言った。

「あの右の一番高いところまでいったんだよね~♪」

私は心の中で思った。「へへへ。その感想は…」

また、来年誘ってみるかな。

ハレー彗星は次に来るのは2061年らしいから(笑)

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