自転車で樽前山へ

rimupapa

2007年12月05日 22:39



樽前山西山頂上は寒かった。
昨日一緒に行ってくれたのは当ブログにたびたび登場してもらっている熊雄さん。

早朝は寒さが厳しいだろうということで、集合時間は朝9時、それでも自転車で走り出すと顔が痛いぐらいだった。


待ってろよ、樽前山!って、例によって妙な格好で疾走する変なおじさん。


樽前錦岡線は口無沼への分岐を過ぎた辺りから路面に雪が現れはじめた。
熊雄さんはスリックタイヤで登場した。そのことは事前に聞いていたので私もスリックタイヤ
で行くことにしたが、アイスバーンにはなっていなかったので思った以上に走れた。


途中、山に向かう道に左折して、本格的な林道走行になった。
しかし、まだ台風による風倒木が行く手を塞いでいた。



熊雄さんが違うルートを先導してくれた。
あとで考えると他の場所の風倒木は処理されていたので、林道を塞いだものは、
通行できないように意図的に残してあったのかもしれない。
それにしてもこの場所から海が見えるなんて信じられない、眺望がよくなったのは
いいが、元の林に戻るのにかかる年数を考えると複雑だ。

右下の分岐は右が今来た道で、左がこれから行く樽前山方向。
ココからの登りは自転車には結構きつい登りだ。


途中までは何とか走れたが路面がこうなってしまってはお手上げだ、
無理に押していっても帰りはスリックタイヤ、危なくて乗れないのでMTBは
置いて歩いていくことにした。


自宅を出発したのが9:10
森林限界の尾根の取り付きに着いたのが12:30
ここで大福をひとつ食べてエネルギー補給。
最後の斜面を登り始めた。


後ろから撮ってくれてるのにはまったく気付かずにもくもくと登る。
この分だとワカンは必要なさそうだ。


もう少し、あの観測用の機器があるのが西山の頂上だ。
足元を見て気付いた方もいるだろうがこの場所は雪が飛んでしまうほど強風が吹き荒れていた。


13:12
最初に飛び込んでくる景色はこれ、だが、雲がかかっている。

←360度パノラマ


あれはウトナイ湖だろうか?と熊雄さんと話す
そして二人で記念撮影をしようと三脚をセットしてと…

ああ~風でカメラが三脚ごと吹き飛ばされた!見よ、この男子百メートルで9秒77の世界記録を持つアサファ・パウエルばりの
スタートダッシュを! この写真が面白いので記念写真はボツにしよっと。

山頂(995m)はやはり風が強くて体感温度はそうとうだ、西の空には怪しい雲がもくもくと
こちらに向かって流れてくる。
雪が降る前に下山しようと言うことになって、早々に下ることにした。


太陽も一瞬にして隠れて雪が降り出した。

熊雄さんはどこにいるでしょう?(笑)

ここにいました。さっきまで晴れていたのに少しに時間でこんなに天気が激変します。
山の天気は気まぐれ。

森林限界の広場でシートを広げて魔法瓶に入れて家から持ってきたコーヒーを
雪が降るのも気にせずに二人で飲んだ。
さっきまでに厳しい世界から生還した(大袈裟)安堵感に浸りながら山っていいな~
と心の中でつぶやいた。

しかし、熊雄さんの声で現実に引き戻された。
「あ、凍っていく~」という声だ。

ふと横を見ると熊雄さんが持ってきた紅茶のペットボトルがキャップを開けた瞬間に
上のほうからどんどんシャーベット状に凍って行くではないかものの30秒ぐらいでしたまで白っぽいシャーベット紅茶が出来上がってしまった。
それだけ頂上は寒かった証拠だ。
汗が冷える前にその場を後にすることにした。
14:05


帰りは来た道と違う、林道ダウンヒルのコースで帰った。
気付けば空はすっかり青空に…
15:23


15:30
熊雄さんゲートにゴール!
後は舗装路を走って帰るだけだ。


15:45
なんとか日没前に家に戻った。

今回の発見はスリックタイヤでもけっこう林道を走れるものだな~ってこと。
固定観念で林道はブロックタイヤ、舗装はスリックタイヤって決め付けていた感があったが、
スピードを調節すれば多少の雪があっても、まったく問題ない。

こんなふざけた計画に付き合ってくれた熊雄さんに感謝。
とっても楽しかった山行きだった。
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