「勝毎花火大会」を自転車で! つづき

rimupapa

2007年08月15日 22:41


サポートしてくれた熊雄さんのお陰もあって超危険地帯の日勝峠を無事にクリアして
時間的にはかなり余裕を持って花火会場の河川敷に到着した。
まだ時間が早かったこともあって会場まで自転車で入ることが出来た。
警備員のおじさんにも花火の見える場所を聞いて場所選びすることにした。
しかし、13日は全道的に真夏日、花火打ち上げまでの約4時間、炎天下で
待つのはしんどいので十勝大橋の下に陣取ることにした。


で、さっそく買ってきたのはイチゴ味のカキ氷。うまかった~(ビールは花火までガマン)


ココまで朝3時起きで苫小牧から200キロを自転車で走ってきて、
眠くなってきたので少しの時間目を閉じていた。
気づいて周りを見たら人がどっと増えていた。
この後も増えて、最終的には隙間なくびっしりの人、人、人。

ちなみに去年の動員数は16万人だそうです


18:20
西の空にお日様が沈みかけてきた頃、座って居た場所から見えるトイレには
行列が出来始めていた。
これはビールを飲んでトイレに行きたくなってからでは間に合わないかも?
と、不安になってきたので、とりあえずどのぐらい時間がかかるかその列の最後尾に
並んでみた。
すると…思っていたよりも進まないのだ。
30分が過ぎた頃、西の空が見事な夕焼けに染まってきた。
しまった~ここじゃぁ写真が撮れないじゃないか~
しかも、最初はそんなにしたくなかったオシッコがだんだんガマンできなくなりつつあった…
ココからが自分との戦いと、周りの人間ウォッチング。
当然、周りも自分と同じく30分以上待っているわけで、中には切羽詰っている人も…
このすばらしい夕焼けショーを携帯カメラで撮っている人は5~6人、その他の人は
それどころじゃないようで、左右に微妙に揺れている女性、大きくため息をつく若い男性
列の間から前を見たり背伸びして前を見るおじさん。私に今何時ですか?と聞いてきた
おばさんの声はかすかに震えたいた気がした。
私はといえば、まだ何とか余裕があったので、今期最高!と思われる夕日を撮りそこなった
ことが悔しくて悔しくて。
そうこうしているうちに、トイレのドアまであと二人のところで後ろを振り返るとさっき時間を
聞いてきたおばさんが脂汗をかいていて、目が合ってしまった。そこで、少しでも、と思って順番を
譲ってあげた。おばさんは遠慮もせずに(余裕がなかったんだろう)私の前に、と、その後ろの
若い女性とも目が合ってしまった…可愛かった^^; 譲った…   
その後ろは浴衣を着た男だった…            譲らなかった…
結局、私がトイレにたどり着いたのは列に並んでから50分後だった。
花火打ち上げまであと残り20分だった。(トイレが足りないんだよ!)

     
人生初の花火撮影。そんなに良い出来ではないのでサムネイルでどうぞ!クリックすると少し大きくなります。


橋の下で撮ったので橋が写っている。
見ていただきたいのは、花火じゃなくってその下。
携帯電話の液晶ディスプレイが星の数ほど写っている。 時代ですね~



クリックすると大きな画像が見られます。

花火の写真はついつい見とれてレリーズボタンを戻すのを何度も忘れて失敗した。
それにしても20、000発は凄かった
といっても、花火大会、初体験の私は比較対照がないが…
熊雄さん曰く、初めてがコレじゃ、他のを見ても霞んでしまうらしい。そのぐらい凄いってことか

すべてプログラムが終わって、私たちはほとんどの観客が帰るのを
右から左へ受け流していた(もう古い?)自分たちが食べたもののごみを
持って会場を後にしたのは22:00
さて、これから今日のねぐらを探さねば!

まずは花火大会の余韻が残る帯広駅前方に走る。
コンビニで車に乗った若者に話しかけられる。二言三言、言葉を交わして
、別れ際に「頑張ってください!」と言われた、なんだかうれしかった。

今日は野宿と決めていたので(私が強引に…)いい場所を探しながら国道38号を
十勝清水方面に向かった。
夜風に吹かれながら、しばらく走ると芽室公園の看板が、見ると近くには立派な
トイレがある広い公園だ、東屋の下には枕木で出来たテーブルと白い陶器のような
四角い椅子があった。
私がテーブルに、熊雄さんが椅子を並べてそれぞれココで仮眠することにした。

もう12時近いというのにコンビに弁当とビール。
シュラフカバーに包まった私の顔の周りにはプ~ンといやな音が
一晩中離れようとしなかった。

野宿記念に東屋の写真を…
おまけに私の顔には蚊に刺された痕が3箇所。今も痒いのだ。 
蚊の野郎、覚えてろよ!(蚊も必死だよな~)


7:00
熊雄さんの車のところに到着。
もしも、熊雄さんが来なかった場合は往復自転車で完走する予定だったが、
昨日のあの暑さを思い出すと、「帰りも私一人で帰ります」という言葉は私の
口からは出てこようとはしなかった^^;

帰りは少しだけ寄り道したがそれはまた後日エントリーするとしよう。

二日間
走行距離     242.93㎞
走行時間     11:18:34
平均速度     21.4㎞/h
最高速度     68.0㎞/h

真夏の峠越え、真夏の花火大会、真夏の野宿、どれもこれも心に残る出来事。
熊雄さん、付き合ってもらってありがとう!
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