真夏の挑戦、知床600キロ!【3】

rimupapa

2005年08月13日 20:24


釧路健康センターにて仮眠した私は6時間ほど爆睡した。(仮眠じゃない?)
目が覚めた、暑苦しい、今何時だろう、はだけた浴衣は、まくれあがり、帯だけが汗ばんだ腹に巻かれた、だらしない状態。横を見ると布団を一枚分空けた隣に寝ている人も同じカッコウをしている、吹き出しそうになって目が覚めた。
午前3時だった。私が布団に入った時は3人だった人が起きたら6人になっていた。非常灯だけが灯った薄暗い大広間で周りの人を起こさないように出発の準備を始めた。この生暖かい澱んだ空気から早く抜け出したかった。
外に出ると私の自転車の周りにはバイクが6台増えていた。
大広間に寝ていたには夜中に入ったバイクのライダー達だったんだ。
午前3時半釧路を出発。
昨日と同じ失敗をしないように、最初に見つけたコンビニで食料を少し多めに調達した。
10キロほど走り、R272(ミルクロード)に左折する。ミリクロードというぐらいだから、搾りたての牛乳が飲めるかな〜と思ったが、そんな早い時間にやっているわけがない。残念。ホントにこのツーリングは走るだけだな〜

どこまで行っても牧場、牛、牧場、牛、と・・・また牛!と思って見たら、ダチョウだった。



斜里岳や標津岳

中標津に近づくにつれて右の膝が痛むようになってきた。この先まだまだあるので早めに処置しておこうと、薬局でテーピングを買った。やり方がわからなかったので、家に電話して聞いた。りむママはジュニアバレーボールの監督をやっているのでその辺は詳しい。が電話ではイマイチ分かりずらかったがなんとかテーピングしてみた。

このあたりから、バイクの数もぐっと増えてきた。自転車にも優しく挨拶してくれる。ガンバレ!って言葉が聞こえてきそうな気がする。とても嬉しくて力のなった。
はじめてバイクツーリングに出たときのピースサインの照れくさいような、誇らしいような気持ちを思い出した。
でも最近はピースサインはしないみたいだけど・・・
2輪車だけの不思議な挨拶だ。


お客さんはいなかった。失礼して写真だけパチり。


世界遺産の看板が目立った。いい事なのかどうなのか?


これからあの山に向かって登っていくんだ!
ボトルに冷たいドリンクを入れてさあ、行くぞ!


今回は熊の湯は入らずに写真だけ。この画だと盗撮っぽい?



ここは覆道の中なので車やバイクではゆっくり見られない景色。

標高が上がると雪渓が現れた。まるで冷凍庫のドアを開けたみたい。この日は暑かったので冷気が気持ちよかった。

テレビのニュースで見ていたように本当に知床の鹿は人馴れしている。2メートルぐらいまで近づいても全然逃げない。




ここまで500キロ以上走って来てのこの峠。
写真を撮ることで休憩になる。
あともう少し、頑張ろう!

つづく・・・
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