りむパパのパパむり！

昨日はオリンピックのなでしこジャパンの試合を見ながらブログを書いていたので
最後まで書く予定が、なかなか進まずに「つづく」にしてしまった。
今日はホントに終わらせよう。

これは熊雄さんが撮った、とある病院の裏のスペース。
そう、見て分かるとおりパンク修理だ。
しかも前後？同時？と不思議に思うところだが、それが前後同時パンクなのだ。

正確に言うと前後時間差同時パンクかな～(・_・;)

詳しく説明するとこうだ。
五稜郭公園を後にした私たちは次に大沼公園を目指してまずは国道5号線の
合流点に向かって走っていた。
5号線に出る交差点の信号が赤になった、私は当たり前だが横断歩道の手前で
止まった。と、同時にフロントタイヤが雨水の排水口の鉄の格子のフタにスッポリ
ハマった。あらら、普通は格子状になっていて、いくらロードレーサーのタイヤが
細いとはいえ、ハマるはずはないのだ。しかし、ハマった。そのとき、「プシュー」
と空気が抜ける音…　私は反射的にハンドルを上に引き上げてフロントタイヤを
格子から抜いた。その場に降ろすわけにも行かないので、少し前に移動してフロ
ントを降ろしたそのときだ！

「パァーン」と広い範囲に響き渡るような大きな破裂音がした。
そう、なんと、リヤタイヤもその溝にハマって破裂したのだった。

今、起こっている現実をすぐには把握できてない状況で、自転車を押して路肩に移動した。

パンクの原因は格子状のフタの横の格子が腐食して朽ちて両側から鋭い千枚通しのように
尖っていたのだ。しかもロードレーサーのタイヤの幅２１ｍｍぴったりの幅だったのだ。

我に返って、大変なことに気づいた。
スペアタイヤは2本しか持ってきていない。
そのうちの1本は朝、宿の前で交換して使ってしまった。ということは、残り1本。
今、パンクしたのは2本。残り1本のスペアタイヤでは1本しか直せない。
1本足りないのだ。

そこで救世主、熊雄さんが言った。
「さっき道を間違えて通った道路沿いに確か自転車屋さんがありましたよ！」
と、言うか言わないかのうちに熊雄さんは走り出していた。

残った私と、ヒロシさんは熊雄さんが走り去った方向に向かって炎天下の歩道を
自転車を押してトボトボ歩き出した。

15分ほど歩いただろうか、向こうから満面の笑みをたたえた熊雄さんが走ってきた。
タイヤを2本買ってきてくれたのだ。ホントに助かった。

で、前輪は自分で、そして後輪はヒロシさんに頼んでタイヤを張り替えた。
ここで不思議に思う方もいるかもしれないので補足すると、私のロードレーサーは
チューブラータイヤといって、タイヤの中に初めからチューブが縫いこまれていて
パンクしたらタイヤごとリムセメント（ゴムのりのような物）で貼り付けるタイプの
タイヤを使っているのです。(競輪の自転車はほとんどこのタイプ。）
最近はタイヤを外して中のチューブを修理するタイプが主流になってきています。

熊雄さんとヒロシさんのお陰で無事にタイヤも直って、また走り出すことが出来る。
ただ、私はまたひとつミスを犯していた…


通称大沼国道、七飯町あたりは立派な赤松の街路樹が続く歴史ある通りだ。

このあと、パンクした地点から20キロほど走った場所、坂を一つ上って
あとはトンネルを抜けたら大沼だ！というところ、坂の途中でまたパンク
先ほど犯したミスというのは、熊雄さんが買ってきてくれたタイヤを2本とも使えばよかったのを
家から持ってきた古いタイヤを使ったのだ。そのタイヤがパンク。も～パンク地獄だ～
これで計4本のタイヤがパンクした。しかもさっき修理したときには空気入れも壊れた…



トンネルを抜ける二人。


大沼公園駅に向かう途中に遭遇した異様な光景！
もう、ギャーギャーハイテンションな外国のお客様たち。
いったい何台連なってるんだ～




暑いので風の通るお店の中でソフトクリームとつめたい掛けそば。
大沼だんごはあとのお楽しみ！と思っていたら結局最後は時間がなくなってあきらめた。
帰りの列車の中でも売り切れで買えず…心残り。

残り時間約1時間30分。
さてこれから大沼を1周して、自転車を輪行袋にしまって、帰りの特急の時間にギリギリ？

まずは自転車を押したり、乗ったりしながら散策路を歩いて大沼を間近で見る。

（熊雄さん撮影）

蓮？じゃないような蓮ですか？…きれいに咲いていた。

遠くのほうは霞んでいて山は見えなかった。
このあたりから沼を周回する舗装道路を時計回りに走って駅まで戻った。
途中、レンタル自転車に乗った、たくさんの家族連れとすれ違った。
苦しそうなお父さんの顔、ニコニコしていおる子供の顔、しかめっ面のお母さんの顔。
でも、みんな楽しそうだった。


時間もなんとか間に合って、無事に列車に乗ることが出来た。
しかも、帰りは一駅過ぎた頃には座席に座ることも出来てのんびり快適な鉄道旅行になった。


そして、これは絶対にはずせません(笑)
３人で1泊2日の出来事をいろいと話しながら車窓に流れる景色を飽きることなく眺めていた。


18時10分苫小牧着！　　いや～お疲れ様でした～！

歳も職業もみんな違う凸凹3人組の珍道中はこうして幕を閉じたのだった。

私が自転車ツーリングに出かけるとなぜか事件が巻き起こる。それがまた面白いんだけど…ね

二日間の自転車のデーター

走行距離　　　　　　　１６７．７３ｋｍ
実走行時間　　　　　　８：２２：５４
平均速度　　　　　　　　２０．０ｋｍ/h
最高速度　　　　　　　　５８ｋｍ/h

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