りむパパのパパむり！

今回は火の玉レッドさんとnao3さんの3人で十勝連峰最高峰の十勝岳（2077ｍ）
に行ってきた。

朝5時に出発。途中nao3さん、火の玉レッドさんの順でひろって順調に日高自動車道を走り
富川経由で日高町に向かう。

早朝ということもあって、空いている道路を平取町を通過してしばらくして事件は起こった！
左に止まった紺色の三菱デリカが路肩から斜めにこちらを向いて停まっていた。
対向車のトレーラーが通り過ぎるのを待っていたのか私の車とトレーラーがすれ違った
直後にスルスルと動き出した。まさかそのまま出てくるはずがない…と思ってはいたが…
なんとそのまさかだ！こちらの車線に半分ほどはみ出した時点で私はフルブレーキをかけながら
クラクションを激しく鳴らした、しかしその車は止まらないで左車線を塞ぐかたちに。
その時点でフルブレーキング＆急ハンドルでかわした私はそのまま反対車線に戻ることは不可能と
瞬時に判断して外側に回避して歩道上を走行して激突を回避した。その間ＡＢＳは作動し続けていた。

本当に間一髪だった。こうやって事故は起こるのだということをまざまざと思い知らされた。
普通に走行していただけの私たちが不注意なクソオヤジのせいで大変なことになるところだった。

怖い思いをさせたお二人にはあらためてこの場を借りてお詫びします。

しばらくの間、心臓の鼓動は早鐘のように鳴っていたが、気を取り直して上富良野目指してハンドルを
握りなおした。


金山峠を過ぎて国道２３７を清水町と富良野への分岐を左折してすぐに芦別岳が見えた。
この山は去年火の玉レッドさんと登った山だ。

８：５３
やや靄がかかっているが晴れあがった空とこれから登る十勝岳を正面に見ながら登りはじめた。


20分ほどで右に白銀荘への分岐がある。

私はどちらかというとスロースターターで、今日は準備運動もしなかったので写真を撮りながら
二人にゆっくりとついて行く。

振り返ると霞んではいるが気持ちのいい青空！ヤッホ～

なんて言ってると、二人はずいぶん遠くまで行ってしまった。


９：４２
避難小屋跡を右に見て左の沢に下りてここで休憩。なかなかいいペース。
雪解け水は冷たそう！（私は触ってない)



沢を渡ってすぐにある標識。このあとしばらく登ると遠くから誰かが叫ぶ声が？！


声の主は、この人たちに下から檄を飛ばす声だった。
登山マラソンの練習だろうか？きっと自衛隊の人だろう。(確証はなし)
それにしてもすごいなぁ、私も真似して走ってみたが10ｍでゼェゼェだった(笑)


もう少し登ると摺鉢火口だ。右の残雪はかなり深い場所にある。

火山灰と火山礫の斜面を黙々歩いてきてもまだまだ余裕の二人。

グラウンド火口越しに頂上が待っている。はじめら終わりまでずっと頂上が見えている山は
どんどん近づいているのが実感できていいが真夏だと日差しをさえぎるものがないので
暑さがつらいだろう。


１０：４０
グラウンド火口と摺鉢火口の間の平坦地に到着、休憩。

画像をクリックするとパノラマ画像が見られます。摺鉢火口と左奥は美瑛岳、美瑛富士


火口を１周できそうだね～なんて話しながらの休憩。


ま、まだ走ってる…この一面の火山灰の世界で必死に高地トレーニング！


さて、いよいよ頂上の肩への急斜面を目指して歩き出す。(走れたらいいんだけど）


雪渓歩きだ～っと思ったら、よく見たら黄色いペンキは右のガレた斜面の岩に点々と。


急斜面を登って振り返る。

頂上はすぐそこだ、最後に短い急斜面があるがもうひと頑張り。肩に出ると風が
強くなってきた。


振り返ると二人も風に耐えながら歩いているのがわかる。後ろは美瑛岳


さぁ、これを登れば頂上だ！


１１：３５
登頂！こちらは美瑛岳方面


こちらは富良野岳方面。２００６年に富良野岳～三峰山～上ホロカメットク山を縦走したのを思い出した。
これでまたいつか美瑛岳～美瑛富士～オプタテシケ山に行ってみたくなった。

残念ながら靄がかかって遠くの山は旭岳方面の山が少しと石狩岳らしいシルエットが
見えただけだったが、周囲の山々がすばらしかったので十分に満足だった。


風の音が強烈ですボリュームにお気をつけください。


左奥が下ホロカメットク山

このつづき、下山編はまた明日。

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