りむパパのパパむり！

今日のパートナーは火の玉レッドさん。
私にとっても久しぶりの山＆MTBなので、数日前から楽しみにしていた。

１０：００　出発

火の玉レッドさんは今回が初めてのMTB登山、じつはこの企画、例によって急きょ。私の思いつきで
決まったのだ。この山に登ることは以前から決まっていたのだが、ただ登るだけじゃつまらないのでこのアイディアを提案した。
私が以前1度この山に登ったとき、はじめの急坂が終わると尾根をたどって頂上まで自転車に乗れそうな
道になっていたのを、急に思い出したのだ。

ただ、ひとつ気がかりだったのは、登山道は人が歩くことが大前提で、自転車を持ち込むこと自体を
否定する人がいるだろうということだ。
したがって今回は自分達なりにずいぶん気を使って登って、下りた。

１．前から人が来たら必ず自転車から降りて道を譲ること（当然）

２．急な下りでは無理して乗車せずに担いで下りること（ブレーキをロックさせると登山道を傷める）

以上のことを守って楽しく登ったわけだ。


展望の利かない急坂をひたすら自転車を押して登り、ふっと左に視界が開ける、靄がかかっていたが、本来なら近くに有珠山と昭和新山、右の奥に羊蹄山が見える。


春セミが短い寿命を全うして横たわっていた。


しばらく行くと「ガンバリ岩」なる岩が…
「頑張ってるよ！」と思わずツッコミたくなった(笑)


大汗をかきながら、ようやく林を抜けて休憩
でも、まだ尾根は続くのだ。
ここでしばらく休んで風に吹かれる。といっても今日はお日様の機嫌がいい


一山越えて振り返ると火の玉レッドさんが自転車を担いで登ってくる。
私は彼に言った
「何でこんな物を担いで自分は山を登っているのか？なんて、考えちゃ～いけね～よ」
もちろん彼はそんなことは百も承知だ(笑)


ここは前紋別岳、紛らわしいがまだ頂上は先だ。
左の奥に見えているのが頂上。
でも、ココからでも羊蹄山は綺麗にみえる。


後ろを振り返ると今、自転車を押したり担いだりして登ってきた尾根が海に向って続いている。


頂上直下のコルにはエゾカンゾウが何本か黄色い花を咲かせていた。
もうひと踏ん張りだ。


１２：１０

到着！先に行った火の玉レッドさんに追いついて頂上でハイタッチ！


苦労した甲斐あって、すばらしい景色が待っていてくれた。
正面には洞爺湖、手前に有珠山と昭和新山、羊蹄山も少しの残雪が見て取れる。


左を見ると内浦湾を挟んで駒ケ岳がすぐ近くに見える。


右にぐるっと振り返るとあれは徳舜瞥山とホロホロ山だろうか


頂上では二人でご飯を食べながらのんびりと過ごした。
そのまま昼寝できるほど気持ちが良かった。


火の玉レッドさんと今までの山の話や自転車の話をしながら、目の前にとまった黄アゲハの写真を何枚か撮った、1枚だけピントが合っていた。
なんだかほのぼのとしたこんな時間がホントに心から癒される。
頂上には1時間ほど留まって、下山することにした。

１：００　下山


下りはもちろん急なところは担いで、スピードを慎重に調節しながら下りた。


１：５０

登山口に到着。

近くにあった水道の冷たい水で顔を洗った。
そこに座り込んでまた二人で話した。
行き帰りの車の中でも話は尽きなく、年の差はあるが、火の玉レッドさんとはきっとこの先もいい友達でいられることを確信した山行きだった。

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