りむパパのパパむり！

『鹿の湯』ですっかり温まって、夕刻の然別湖を再び目指して車を走らせた。
バックミラーに映った太陽が山のシルエットにゆっくり沈んでゆく、何度も目線を移した・・・

空が少しずつ色を変えながら過ぎてゆく時間が好きだ。
夕暮れは子供の頃を思い出す。みんなで公園で遊んでいても夕方になるとひとり減り二人帰り、私の家は町外れにあったので、最後は1人でとぼとぼ歩く。通りの家の台所から夕飯の美味しそうな匂いが漂っている。焼き魚の匂い、カレーライスの匂い、うちのおかずは何かな？なんて思いながら歩く。そんなことを思い出して、懐かしいような、切ないような気持ちになるのだ。


ただじっと見ていた。

この空の色。

写真を撮り終えて車に乗り込むと、さっきのゴン太がまたどこからともなく現れた。「お前も早くねぐらに帰んな！」うろうろしていたら車に轢かれるぞ。

再び然別湖に到着したのは17時半過ぎ、たった今暮れてしまいそうな空を見上げつつ慌ただしく三脚を用意した。


氷で出来た巨大なビールジョッキー

夜も美しかった。

さて、三つ目の目的の「アイスバーで氷のグラスでドリンクを飲む」を実行しようと中に入ってみたが誰もいない、スタッフの人を探して聞いてみたら開店は20時からとのこと、
残念だが時間切れのようだ、仕方ない、今回は諦めて次回に取っておくことにした。
でないと帰りの所要時間は4時間以上かかるのだ。今回の目的は十分達成したし、おまけで「鹿の湯」にまで入れたので大満足だ。ひとつ頂上が青空だったら最高だったんだけどなぁ、贅沢かな？


宵闇のイグルー達は真ん丸い月に照らされてまるで絵本の中のお城のような幻想的な姿、とても印象的だった。


帰りの日勝峠は物凄い吹雪で生きた心地がしなかったが、お陰で？眠くならずにすんで、何とか切り抜けられた。帰宅したのは22時半過ぎ、朝3時起きで寝たのが12時、よく遊んだ1日だった。

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