りむパパのパパむり！

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苫小牧のペットショップが無届けで犬の直販店を経営したうえ、飼育中の犬を餓死させたとして、女性経営者（４９）が動物の愛護及び管理に関する法律違反（愛護動物虐待死、無届による動物取り扱い業）の疑いで逮捕された。

市民から通報をうけて捜査していた苫小牧署は、犬舎で２１体の犬の死骸を確認、そのうち比較的新しい３体を解剖したところ、２体が餓死だと分かった。

最近、動物だけではなく、児童虐待も問題になっているが、今回の場合は昨今、急激に伸びているペット産業の末端で、動物を扱っているという感覚が麻痺して、単なる商品としての扱いをしている、一部の業者がいるのが改めて露呈した事件だ。
さて、逆に犬を飼うほうはどうだろう。私が子供の頃は一般家庭で飼われている犬は、外で鎖につながれて、餌は残飯、散歩はほとんどしない。そういう飼いかたが今よりも確実に多かったと思う。しかし、今は、雑種でも家の中で飼って、自家用車で一緒にお出かけしている光景をよく目にするようになった。
ペットを飼う意識は一見向上しているように見えるが、今回の事件のように、動物を物のように扱い、もうけ主義のように、売れるだけ売って、残ったら、廃棄。
買う側も欲しいから飼って、飽きたり、しつけに困ったり病気になったら捨てる、子供が増えたから捨てる。
これではいつまでたっても良くはならない。
イギリスのようにショウケースに入れての販売禁止などいろんな法を整備する必要がある。
環境省は国内の動物取り扱い業者の実態などを把握したうえで、０５年をめどに動物愛護管理法を見直すことにしている。昨年５月には、その作業の一環として、「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」を告示してもいる。しかし、その内容は、まだ抽象的なものにとどまっている。

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